「うちの子は夢がないので、進路がなかなか決まりません。

自分で好きに決めるように言ってるんですが。」

中学3年生や高校生のお母様からのお悩みです。

この悩みについては、考え方を改めるだけでOK。
それだけで、すっと答えが見つかることがあります。

1.夢なんて、みんなない

そう、これが答えです。ひと言でおわりですね(笑)。
まだ中学生の歳で夢がある子はほとんどいません。これが真実です。

私自身も大学卒業するまで、いや、社会人になってからも特にこれといったやりたい仕事や夢なんてありませんでした。
保護者のみなさんは、自分の子どもの頃はどうでしたか?
ほとんどの方がなんとなく進路を決めていたのではないでしょうか。

「いや、中学の頃にはちゃんとした夢があった!」なんて言われる保護者の方がいたら、それはすごい中学生です。素晴らしいことです。

実際に、毎年たくさんの中学3年生や高校生を見ていますが、しっかりとした進路や夢を持った中3は、2割いるかな?ってぐらい少ない。さすがに高校生は、進路は自分で考えている子がほとんどですが、将来の夢や職業まで考えている子は半分もいません。

ですので、「うちの子には、夢がない。どうしよう!」なんて悩む必要はありません。
普通です。悩まずに、ママ友とお茶でも飲みに行きましょう!

2.「自分で決めなさい」では子どもは決めきれない

じゃあ、将来の目標や夢がなくてもいいのかというと、そうではありません。
明確な目標があれば、子どもたちはその目標へ向けて努力します。目標が具体的であればあるほど、自分のことになりますので、苦しい受験勉強にも耐えて努力することができます。明確な目標って大事です。

では、どうやって目標を見つけるか。
子どもたちも「将来の目標が見つからない」と悩んでます。
そんな時、「自分の好きなことでいいよ。自分で決めなさい。」と言う保護者の方が結構います。
決して間違いではありませんが、子どもはこう言われても、自分の目標を自分で決めることはできません。
なぜなら子どもの経験値は、将来の目標を見つけるには少なすぎるからです。

「自分で決めろ」とは本人の意思を尊重しているので本人のためになっていそうですが、「将来の目標の見つけ方」なんて教えられてない子どもからすると、突き放されているように感じてしまうかもしれません。家庭の教育で自立心が高い子であればまったく問題ありませんが、普通の子には少しきついですね。

3.「親の仕事」が子どもにとって一番身近な職業

では、親として子どもにどのようなアドバイスをしてあげるのがいいのでしょうか。

それは、「親の仕事やその関連する職業をすすめる」ことです。
働く現場を見たことがなくても、両親の会話や仕事の話などから、ぼんやりと親の職業について、子どもの意識の中に根付いています。
そして、なんらかの興味を持っています。 

そこから考えさせるのが、子どもが将来の目標を見つける一番の近道です。

ですので、アドバイスとしては、

「お父さんは車関係の仕事だけど、車には興味ないの?」
「保育士の仕事は大変だけど、やりがいあるよ。教育系の仕事はどう?」
「パパは自衛隊。あなたも自衛隊はどうなの?」  などなど。

決して、決めつけない方がいいですが、こうやって具体的な親の職業から話していくのが、子どもにとって一番現実的な話に聞こえます。
子どもの少ない経験値の中の現実・リアルとは、まさしく親なのです。

こんなことをふまえて、今週末は子どもと将来の夢について話をしてみてはいかがでしょうか。